貫性花という奇形な現象

  • コージークレマ
  • 2012/05/16 (Wed) 22:29:29
バラには特に、ブルヘッド、ダブルセンターと言われる奇形現象があります。他にも「出開き」「貫生花」「葉化」という現象もあります。バラ愛好家ならご存知の方もいらっしゃいます。

また、ブルヘッドと他の現象と混同することも多く、ネットで検索すると奇形な現象が全てブルヘッドと解説するサイトも少なくありません。

ブルヘッドとは
花弁数が正常花より多くなる現象です。
花弁が短く幅広で内側に曲がり、花弁が完全に外側に開かず、ほぼ蕾のまま枯れ落ちるという症状を伴います。

この掲示板でも、バラの奇形写真を載せています。上記の奇形になる現象にあてはめると、「貫生花現象」になります。花の花芯から新たな蕾や茎が伸びる現象です(先端貫生とも呼ばれます)。ですが、肥料過多(特に窒素)ではない、又は例年と違った管理下で育てていない事も考慮して写真を載せています。私も十数年ガーデニングの仕事をしていますので、3.11以前にも植物の奇形化に遭遇しています。
しかし3.11以降、専門書で学習したり、少ない経験の上で理解しがたい現象がまったく無いとは正直言えません。
昨年(2011年3月11日以降)、福島第一原発事故で、大量の放射性物質が日本の大地や太平洋を汚染している現在進行形のとても異常な事態ですので、慎重に対応したいと思っています。

現在、遺伝子解析も進んでいますが、現代科学で全て解明されていない以上、謙虚に向き合う事も大切なことだと思っています。『これは単なる生理現象だ』と決めつけるのは、とても容易なことですから。


下記のリンクは、その異常な現象を分かりやすく説明しているサイトですので参考にしてはいかがでしょう。


バラの虫と病気のページ
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mham/byokimsi.htm

植物の世界「奇形花の器官学」
http://www2u.biglobe.ne.jp/%257egln/14/1411a.htm

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